Webflow構築

Webflowサイトのパフォーマンス測定と改善方法を徹底解説

Kouki T
デザイナー

Webflowで作ったサイトのデザインは完璧なのに、表示が遅くてユーザーがすぐに離脱してしまう——そんな悩みを抱えていないでしょうか。調査によると、ページの読み込みが3秒以上かかると半数以上のユーザーが離脱すると言われています。せっかくの集客施策も、表示速度の遅さで機会を損失しては意味がありません。この記事では、Webflowサイトのパフォーマンスを正確に測定するツールと、具体的な改善手順を詳しく解説します。

パフォーマンスを測定するツールを使いこなす

改善を進めるには、まず現状を正確に把握することが大切です。Webflowサイトのパフォーマンス測定には、無料で使える信頼性の高いツールが複数あります。ツールによって得られる情報の粒度が異なるため、目的に応じて使い分けるのがおすすめです。

Google PageSpeed Insights

最もよく使われるツールのひとつがGoogle PageSpeed Insightsです。URLを入力するだけでモバイルとデスクトップそれぞれのスコアが表示され、改善項目も具体的に提示されます。スコアは0〜100の数値で示され、90以上が「良好」の目安です。初めてパフォーマンスを計測する場合は、ここから始めると全体像を把握しやすいでしょう。改善の優先度が「Opportunities(改善機会)」として表示されるため、何から手をつけるべきかも判断しやすくなっています。

【画像】スクリーンショット Google PageSpeed InsightsにWebflowサイトのURLを入力した後の結果画面(スコアと改善項目の一覧が見えるもの)

Google Lighthouse

Chrome開発者ツールに組み込まれているGoogle Lighthouseは、PageSpeed Insightsと同じエンジンで動作しつつ、より詳細な分析が可能です。ブラウザ上で直接実行できるため、ログイン後のページや特定の状態でのパフォーマンスも測定できます。パフォーマンスに加え、アクセシビリティ、ベストプラクティス、SEOの4カテゴリで評価されるため、サイト全体の品質向上にも役立ちます。

WebPageTest

さらに詳細な分析が必要な場合はWebPageTestが有用です。テストを実行するサーバーの地域(東京、米国、欧州など)や通信速度(4G、ケーブルなど)を指定できるため、特定のユーザー環境でのパフォーマンスを把握できます。ウォーターフォールチャート(各リソースの読み込み順序と所要時間)も確認でき、どのファイルがボトルネックになっているかを特定するのに役立ちます。

重要なパフォーマンス指標を理解する

測定ツールが示す指標の意味を理解していないと、改善の方向性を見誤る可能性があります。特にGoogleが重視しているCore Web Vitalsの3指標を中心に押さえておきましょう。

LCP(Largest Contentful Paint)は、ページ内で最も大きな画像やテキストブロックが表示されるまでの時間です。2.5秒以内が「良好」、4秒を超えると「要改善」と判定されます。多くの場合、メインビジュアルの画像サイズやフォントの読み込みがLCPに影響します。

INP(Interaction to Next Paint) は、ユーザーのクリックやタップなどの操作に対してブラウザが視覚的に応答するまでの時間を計測する指標です。200ミリ秒以内が目標値とされています。JavaScriptの処理が重い場合に悪化しやすい指標です。

CLS(Cumulative Layout Shift) は、ページ読み込み中に要素が予期せずずれる量を数値化したもので、0.1以下が「良好」とされます。フォントの遅延読み込みや画像サイズの未指定が主な原因です。

【画像】スクリーンショット Core Web Vitalsの3指標(LCP・FID・CLS)が緑・黄・赤で評価されているGoogle PageSpeed Insightsの結果画面

これらに加えてTTFB(Time to First Byte) も確認しておくとよいでしょう。サーバーが最初の1バイトを返すまでの時間で、800ミリ秒以内が目安です。WebflowのホスティングはCDNを活用しているためTTFBが大きな問題になることは少ないですが、測定の基準として把握しておく価値はあります。

また、公開前にWebflowの設定項目でMinificationやGzip圧縮がオンになっているかを確認しておくことも、スコア改善の第一歩です。

Webflowサイトのパフォーマンス改善の具体的な手法

測定結果を踏まえて、改善策を実施していきましょう。Webflowサイトのパフォーマンスに影響する要因はいくつかありますが、効果の大きい対策から順に紹介します。

画像の最適化から始める

パフォーマンス低下の最も多い原因は、サイズの大きな画像ファイルです。Webflowには自動画像最適化機能が搭載されており、アップロードした画像を自動的に最適化してCDNで配信します。これに加えて、画像フォーマットはWebP形式を積極的に活用しましょう。WebPはJPGやPNGに比べてファイルサイズが20〜30%程度小さく、画質はほぼ維持されます。WebflowのアセットパネルにあるWebP変換ツールを利用するか、アップロード前にSquooshなどのツールで変換しておくと効果的です。また、ページに配置する画像は表示サイズに合った解像度を使うことも重要です。800px幅で表示する画像に3000px幅のファイルを使っていると、無駄なデータ転送が発生します。CSSの読み込み量を減らす手段として、ページごとのCSS出力機能を活用するのも効果的な手段です。

【画像】スクリーンショット WebflowのAssetパネルでWebP変換ツールを使っている操作画面

遅延読み込み(Lazy Load)を設定する

画面外にある画像や動画は、ユーザーがスクロールして近づいたタイミングで読み込む「遅延読み込み」を設定することで、初期表示の負荷を大幅に下げられます。WebflowではImage要素の設定パネルから「Lazy load」を有効にできます。なお、ファーストビュー(スクロールせずに見える領域)の画像には遅延読み込みを適用しないことが、LCP改善のポイントです。

ただし、背景画像(Background Image)はWebflowの遅延読み込み機能の対象外です。大きな背景画像をパフォーマンスを考慮しながら使いたい場合は、img要素に置き換えるか、画像ファイルサイズをできる限り圧縮することを検討してください。

フォントの読み込みを最適化する

Webフォントはデザインの質を高める一方、読み込みに時間がかかる場合があります。フォントの最適化でできる対策は主に2つです。
1つ目は、使用するフォントウェイト(Regular、Bold、Lightなど)を必要なものだけに絞ること。すべてのウェイトを読み込むと、不要なファイルサイズの増加につながります。
2つ目は、フォントの表示設定を「Swap」にすることです。Webフォントが読み込まれるまでの間、システムフォントで代替表示されるため、テキストが即座に表示されレイアウトの乱れも防げます。

サードパーティスクリプトを見直す

Google AnalyticsやChatbotツール、広告タグなどのサードパーティスクリプトは、それぞれがページの読み込みに負荷を加えます。本当に必要なツールだけに絞り、不要なものは削除するか軽量な代替ツールへの切り替えを検討しましょう。特にカスタムコードセクションに複数のスクリプトを追加している場合は、定期的な棚卸しをおすすめします。

【画像】スクリーンショット WebflowのCustom Code設定画面(Head codeとBody codeのセクション)

まとめ

Webflowサイトのパフォーマンス改善は、測定ツールで現状を把握し、Core Web Vitalsの数値を基準に優先順位をつけて改善を進めることが基本です。まず画像の最適化と遅延読み込みの設定から着手するだけで、多くのサイトで大きな改善効果が得られます。パフォーマンス改善は一度行えば終わりではなく、コンテンツの追加や機能の拡張のたびに継続的に確認することが重要です。ユーザーにとって快適なサイトを維持することが、コンバージョン率の向上にもつながります。SEOスコアの向上も並行して進めたい場合は、WebflowのSEOコントロール強化機能も参考にしてください。定期的な測定と改善サイクルを習慣化していきましょう。

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この記事を監修した人
Kouki T
デザイナー
2024年にデザイナーとしてIGNITEに入社。10代からWebデザインを独学で学びWeb・グラフィック・動画など様々な分野の制作に携わっている。 現在はWebflowの技術を活かしデザイン・SEO・運用あらゆる面でのクオリティを高めたWebサイトを構築し、クライアントの集客力アップに繋げている。