SEO対策

WebflowのページレベルSEO管理が強化:CanonicalタグとnoindexをGUI操作で設定可能に

Daisuke K
マーケター

ウェブサイトのSEOを本格的に管理しようとしたとき、「特定のページだけ検索結果から除外したい」「URLの正規化をしたいけどコードを書くのはハードルが高い」と感じたことはないでしょうか。Webflowは2025年6月5日、こうした課題に直接応える「Greater page level SEO controls(ページレベルSEO管理機能の強化)」をリリースしました。静的ページへのCanonicalタグ設定と、CMSアイテムへのnoindex設定という2つの機能が、カスタムコード不要でGUI上から操作できるようになっています。

WebflowのページSEO設定パネルで、CanonicalタグのURL入力フィールドが表示されている画面

画像:スクリーンショット WebflowのページSEO設定パネルで、CanonicalタグのURL入力フィールドが表示されている画面

なぜページレベルのSEO管理が必要なのか

検索エンジン最適化において、URLの整合性とインデックス対象のコントロールは基本的かつ重要な要素です。しかし、Webflowでこれらを細かく設定しようとすると、これまではHTMLのカスタムコードを記述する必要があり、コーディング知識のないユーザーには敷居が高い状況でした。

特に問題になりやすいのが「コンテンツの重複」です。同じ内容が複数のURLでアクセス可能な状態になると、検索エンジンがどのページを正規版として評価すべきか判断できなくなり、評価が分散してしまいます。また、CMSで管理している記事の中には「一時的に検索結果から外したい」「テスト目的で作成したので公開したくない」というものも存在します。こうした細かなコントロールをGUIで実現する手段が、今回のアップデートで提供されました。なお、サイト公開前に確認すべきSEO設定の全体像については公開前設定チェックリストを参照してください。

Canonicalタグをコードなしで設定する

静的ページへの適用が可能に

今回のアップデートで最も注目すべき点のひとつは、静的ページ(CMSコレクションに属さない個別ページ)に対してCanonicalタグを設定できるようになったことです。Webflowの管理画面から直感的に操作できるため、HTMLやメタタグの知識がなくても設定を完了できます。

Canonicalタグとは、検索エンジンに対して「このコンテンツの正規版はこのURLです」と伝えるためのタグです。たとえば、同じ商品ページがパラメーター付きのURLで複数存在する場合や、内容が似通った複数のページが存在する場合に、どのURLを優先的にインデックスさせるかを明示できます。

重複コンテンツ問題の解消に直結

カスタムコードなしでCanonicalタグを設定できるようになったことで、検索エンジンがコンテンツの優先URLを正しく認識できるようになります。URLの正規化を行いたいとき、あるいはページ間で内容が重複しているときに、コーディング不要で対応できる点は大きな前進です。SEOの専門家でなくても、Webflowのページ設定から手軽に適用できるため、運用担当者の負担も軽減されます。

CMSアイテム単位でnoindexを制御する

CMSアイテムの設定画面でindexトグルがオフになっている状態

画像:スクリーンショット CMSアイテムの設定画面でnoindexトグルがオンになっている状態

コレクション全体ではなく個別アイテムへの設定

もうひとつの重要な機能強化が、CMSアイテムに対するnoindexの設定です。これまでもWebflowではCMSコレクション全体のインデックス設定は可能でしたが、今回のアップデートにより、コレクション内の特定アイテムだけを検索結果の対象から外せるようになりました。

noindexとは、検索エンジンに対して「このページはインデックスしないでください」と指示するディレクティブです。コレクション全体を非インデックスにせず、選んだアイテムだけに適用できる柔軟性は、コンテンツを積極的に運用しているサイトにとって特に価値があります。

具体的な活用シーン

この機能は、さまざまな場面で活用できます。たとえば、公開準備が整っていない下書き状態の記事を一時的に公開しつつも検索結果から除外したい場合、キャンペーン終了後にイベント告知ページを検索結果から取り下げたい場合、会員向けコンテンツや内部テスト用のアイテムを非表示にしたい場合などです。CMSで管理する動的コンテンツのライフサイクルに応じて、インデックス対象を柔軟にコントロールできるようになりました。

これにより、検索結果に表示されるコンテンツの品質管理もしやすくなります。公開すべきコンテンツと検索から除外すべきコンテンツを、コレクションの構成を変えることなく管理できる点は、実際の運用において大きなメリットです。

SEO管理の精度が上がることで得られるもの

今回の「Greater page level SEO controls」は、WebflowユーザーがウェブサイトのSEOパフォーマンスを自分自身でコントロールする手段を大きく広げるアップデートです。静的ページのURL正規化と、CMSアイテムのインデックス管理という2つの機能は、いずれもコーディング不要で操作でき、日常的なサイト運営の中で活用できます。

重複コンテンツのリスクを下げてサイト評価を安定させたい方、CMSコンテンツのインデックスを細かく制御したい方にとって、このアップデートは即座に活用価値があります。SEO管理と合わせて、OG画像の設定公開前のSEO設定チェックも見直しておくと、サイト全体の検索品質をより確実に高められます。また、AIクローラー向けのllms.txtによる検索最適化と組み合わせることで、これからの検索環境への対応も同時に進めることができます。Webflowのページ設定からCanonicalタグとnoindex設定を確認し、現在のサイトのSEO状態を見直してみてください。ページレベルでのSEO管理が整うことで、オーガニックトラフィックの獲得に向けた基盤がより確かなものになるでしょう。

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この記事を監修した人
Daisuke K
マーケター
2021年にCMOとしてIGNITEのへの参加を果たした。以前からマーケティング業界での勤務経験を有し、IGNITEでは海外市場向けのマーケティング戦略を展開している。あらゆる国や地域からの、BtoB、BtoC案件を総監し、海外進出を検討する日本国内の企業から、日本への参入を希望する海外企業までのサポートを行っている。