お知らせ

WebflowがWXPへ進化|料金体系と製品アップデートを詳しく解説

Kouki T
デザイナー

Webflowを普段から使っている方であれば、「プランの仕組みが複雑でわかりにくい」と感じたことがあるかもしれません。チームメンバーを追加しようとしたとき、あるいはクライアントにサイト編集を渡そうとしたとき、プランの制限に直面した経験がある方もいるでしょう。

2024年、WebflowはWebsite Experience Platform(WXP)への進化を宣言し、料金体系と製品の大幅なアップデートを発表しました。本記事では、その変更点をわかりやすく整理してご紹介します。

【画像】スクリーンショット Webflowの新しいワークスペースプランのダッシュボード画面スクリーンショット(Full/Limited/Freeの3シートが表示された状態)

これまでのWebflowが抱えていた課題

従来のWebflowプランは、大まかにWorkspaceプランとSiteプランに分かれており、チームで利用する場合はメンバー数に応じて上位プランへの移行が必要でした。3人以上のチームで作業するケースでは、実質的に高額なプランを選ばざるを得ない場面もありました。

また、クライアントにサイトの編集権限を付与する「Editor」機能は便利な一方、どのプランで使えるのか、費用はどうなるのかが不透明という声もありました。こうした複雑さを解消するために、今回のWXP移行が行われています。

WXPアップデートの4つの主な変更点

今回のアップデートによる変更点は大きく4つです。それぞれの内容を詳しく見ていきます。

1. 柔軟なワークスペースの導入

最も大きな変更のひとつが、ワークスペースのシート制度の刷新です。従来はチームメンバーの人数に応じてプランをアップグレードする必要がありましたが、今回からユーザー数の制限が撤廃されました。

新たに導入されたのは「Full」「Limited」「Free」の3種類のシートタイプです。どのWorkspaceプランでも1人分のフルシートが無料で付与されるようになり、組織の規模やメンバーの役割に応じて柔軟に組み合わせを選べます。

新しいシートオプションは、新規ワークスペースと既存のスターターワークスペースではすでに利用可能です。既存の有料ワークスペースについては、2025年1月29日から2月28日にかけて順次移行が展開されました。

【画像】スクリーンショット 新しいシートタイプ(Full/Limited/Free)の比較表が表示されているWebflowの管理画面スクリーンショット

2. WorkspaceプランとSiteプランの機能再編

サイトの構築・管理・最適化における実際の利用シーンに合わせて、各プランの機能も見直されました。

Workspaceプランの主な変更点:

  • 有料プランではステージングサイトで作成できるページ数が150ページから300ページへ倍増
  • GrowthおよびAgencyプランでは「301リダイレクト」の設定がSiteプラン不要でステージング環境から可能に
  • FreelancerおよびCoreプランからはパスワード保護機能とサイトレベルの権限管理機能が削除(既存の設定は維持)
  • Growthプランに新たに「サイト固有アクセス(SSA)」が追加され、複数サイトのチーム管理がよりスムーズに

Siteプランの主な変更点:

  • 有料プランのフォーム送信数が無制限に。従来は送信数の上限があり、マーケティングキャンペーン時にプラン変更を迫られるケースがありましたが、この制限が解消されました
  • BusinessプランではカスタムのTXTやJSONファイルをアセットマネージャーから管理可能に

Analyzeをはじめとする各アドオン機能の料金については、Analyze・Optimizeの価格体系の記事で詳しく解説しています。

3. EditorからEditor Modeへの移行とクライアントシートの導入

従来の「Editor」機能は段階的に廃止され、新しい「Editor Mode」へ移行します。Editor Modeでは、動的・静的コンテンツをキャンバス上で直接編集できるほか、アセットの整理・アップロード、ローカライゼーションやアナリティクスとの統合など、より多機能な編集体験が提供されます。

Editorの廃止と合わせて、「クライアントシート」も導入されます。クライアントシートにより、クライアントは特定のサイトのみを編集・閲覧できる無料アクセスが付与されます。

  • Freelancer/Agencyプラン: Editorユーザー1人につき1クライアントシートを自動付与
  • Core/Growthプラン: Editorユーザー1人につきリミテッドシートを無料提供

Editorの廃止は少なくとも6か月前に詳細な通知が行われる予定で、移行サポートも提供されます。

【画像】スクリーンショット Editor Modeの操作画面でコンテンツをキャンバス上で直接編集しているスクリーンショット

4. LogicとユーザーアカウントがWXP移行に伴い廃止

WXPへの移行に伴い、WebflowのLogic機能とユーザーアカウント機能が廃止されます。それぞれの代替サービスと廃止スケジュールは以下の通りです。

  • Logic: 2025年6月27日に利用終了。推奨代替サービスはZapierとMake
  • ユーザーアカウント: 2026年1月29日に利用終了。推奨移行先はOutsetaとMemberstack

影響を受けるユーザー向けには、パートナー企業からの割引特典や認定Webflowパートナーによる移行サポートが提供されています。

なお、同時期にはGSAPの完全無料化など開発者向けの大型アップデートも発表されており、詳細はGSAPアニメーション機能の強化に関する記事で紹介しています。

Booostのサポートについて

今回のWebflowアップデートは、単なる機能追加にとどまらず、Webflowが「サイトを構築するツール」から「Webサイト体験全体を管理するプラットフォーム」へ進化する転換点です。WXPへの移行は、各ユーザーの多様なニーズに応える新たな価値提供の第一歩と言えるでしょう。

プランの移行や新機能の活用について不明点がある場合は、Booostまでご相談ください。海外展開を見据えたサイト制作から、Webflowを活用した運用体制の構築まで、お客様のWebビジネスを幅広くサポートいたします。

まとめ

WebflowのWXP移行に伴うアップデートのポイントは、以下の4点です。

  1. ワークスペースのシート制度が柔軟になり、チームの人数制限が解消された
  2. 各プランの機能が実際の利用シーンに合わせて再編された
  3. Editorがより高機能なEditor Modeへ移行し、クライアントシートが導入された
  4. Logicとユーザーアカウントが廃止された

WXP移行後にWebflowが目指すフルスタックなプラットフォーム像は、Webflow Cloudの正式提供の記事でも詳しく紹介しています。

各変更の展開スケジュールや詳細については、Webflow公式ブログや管理画面の通知をこまめに確認しておくことをおすすめします。Webflowの進化をうまく活用して、より効率的なサイト制作・運用を実現していきましょう。

あなたのWebサイトにブーストを。

Booostはノーコードツール「Webflow」に特化したWeb制作サービスです。
デザイン・マーケティング・翻訳の3つの最適化で、Webサイトの集客力を最大化します。

この記事を監修した人
Kouki T
デザイナー
2024年にデザイナーとしてIGNITEに入社。10代からWebデザインを独学で学びWeb・グラフィック・動画など様々な分野の制作に携わっている。 現在はWebflowの技術を活かしデザイン・SEO・運用あらゆる面でのクオリティを高めたWebサイトを構築し、クライアントの集客力アップに繋げている。