
【2026年版】Webflow料金改定で何が変わる?値上げ内容と新プランを徹底解説
Webflowが料金プランを大きく改定しました。公式アナウンスは「プランのシンプル化」ですが、ふたを開けてみるとBandwidth(月間転送量)の含有量が大幅に縮小されており、運用中のサイトを新プランへそのまま当てはめると、ほとんどのケースで実質値上げになります。旧CMSプラン(月額23ドル・200GB込み)と同じ帯域を新プランで維持しようとすると、月額85ドル前後まで跳ね上がる試算もあり、サイト規模によっては年間で数十万円規模のコスト増になりかねません。本記事では新旧プランの差分、Bandwidthベース料金の構造、そしてサイト規模ごとに取るべき対応方針までを最新情報ベースで整理しました。
比較基準について: 本記事の「旧プラン」は 2024年7月15日以前 のWebflow Site Plan標準仕様(Basic 50GB/CMS 200GB/Business 400GB)を基準にしています。Webflowは2024年7月にも一度Bandwidthを大幅縮小(CMS 50GB/Business 100GB へ)しており、今回の2026年5月改定は2回目の再編にあたります。2024年7月以降に契約されたサイトは、ご自身の現状プランからの差分でご検討ください。
Webflow値上げの実態:なぜ「シンプル化」が実質値上げになるのか
旧CMSプランは月額23ドルで200GBのBandwidthが含まれていました。一方、新プランで最も近いPremium Siteは月額25ドル(年額契約時のレート。月額契約だと月39ドル)で、含まれているBandwidthはわずか50GBに縮小されています。つまり同じ200GBを維持しようとすると、ベース25ドルに加えてアドオン60ドルが必要となり、合計で85ドル前後まで跳ね上がる計算です。なお、Premium Siteは旧CMSプランの直系後継にあたり、CMS Collection 40・CMSアイテム20,000を含むためWebflowのCMS機能自体は引き続き利用できます。
旧Business(400GB込み、月額39ドル)の利用者にとってはさらに影響が大きく、同等の帯域を維持すると約165ドル/月となり、4倍を超える負担増となります。月間転送量が50GB以下に収まる小規模サイトであれば月+2ドル程度の微増で済みますが、画像や動画を多用する中〜大規模サイトでは負担の絶対額が一気に増えるのが今回の改定の特徴です。

新プランの全体像とBandwidthベース料金の仕組み
今回の改定で押さえておきたいポイントは、プランの数が減って一見シンプルに見える一方で、料金体系が「ベース料金+Bandwidthアドオン」という二階建て構造へと変わったことです。これまでのように「CMSプランを契約すれば200GBまで使い放題」という固定型ではなくなり、転送量に応じて課金が積み上がる仕組みに刷新されています。まずは新旧プランの対応関係と、Bandwidthアドオンの価格表を順に整理していきます。
旧プランと新プランの対応表
旧プランと新プランの主な対応関係を整理すると、以下の通りです。プランの数自体は減ったものの、Bandwidthや権限の扱いが大きく変わっています。
▼旧プランと新プランの対応表(Basic/CMS/Business/Enterprise の新旧対比)

Bandwidthアドオンは二階建て構造
Premium Siteは「ベース料金(年額換算25ドル/月・50GB込み)+ Bandwidthアドオン」という二階建ての構造になっています。月間転送量が50GBを超えると、超過分に応じてアドオンを購入する形です。年額払いと月額払いでは約1.5倍の差が出るため、年額契約のレートをロックしておくと長期的な負担を抑えられます。
▼Premium Site Bandwidthアドオン料金表
新設されたTeam Plan(年契約・月額2,500ドル)はフルシート5名+リミテッドシート5名、CMSコレクション100、ローカライズ、AEOエージェント(Webflow公式表記では順次提供予定)、ページブランチ、カスタムSSLが含まれます。フルシートとリミテッドシートの違いやチーム運用の権限設計については、Webflowのサイトロールと権限も併せてご確認ください。中規模チームでEnterpriseに届かないが社内利用者が多い組織向けの位置付けです。

サイト規模ごとに変わる影響度と対応方針
今回の改定の影響度は、サイトの月間Bandwidthによって大きく変わります。50GB以内の小規模サイトでは月+2ドル程度の微増にとどまる一方、200GBを超えるサイトでは月額が3〜4倍に跳ね上がるケースもあり、画一的な対応では費用対効果が出にくいのが実情です。ここではBandwidth帯域ごとに3つのケースに分け、それぞれが取るべき現実的な対応方針を整理します。

50GB以内の小規模サイトは静観でOK
コーポレートサイトやLPなど、月間転送量が50GB以内に収まるサイトであれば、影響は月+2ドル程度にとどまります。特別な対策は不要で、年額契約に切り替えてレートをロックしておけば十分です。
50〜200GBの中規模サイトは帯域削減を検討
メディアサイトやECサイトなど、月間50〜200GBを使うサイトは値上げ幅が最も大きくなる帯域です。100GBで約2倍、200GBで約3.7倍まで月額が膨らむため、Webflow内蔵ツールでのWebP化、WebflowのCDN(Fastly)の活用、Lazy Load設定、キャッシュ最適化などの帯域削減施策を組み合わせて吸収するのが現実的な対応になります。
200GB超は他CMSへの移行も視野に
200GBを超えるサイトはアドオン込みで月額85ドル以上、300GBで125ドル、400GBで165ドル、1TBになると399ドルのレンジに入ります。この水準になるとTeam Planの検討や、コンテンツの一部を別CMSに切り出すマルチプラットフォーム運用も比較対象に入ってきます。Booostでは案件の構成に応じて、Webflow継続と他CMS併用のどちらが妥当かを試算しています。
いま実施すべき3つのアクション
最初に取り組みたいのは「Bandwidth棚卸し」です。運用中のWebflowサイトの月間転送量をすべて棚卸しし、50GBを超えるサイトをリスト化します。次は「年額切替」です。Webflowの新料金は6月29日(一般アカウント)または11月16日(Freelancer/Agency Workspace)を境に既存プランへ自動適用されるため、その前後で年額契約に切り替えてレートを固定しておくと、月額払い比で約1.5倍の差を抑えられます。特別な事情がなければ年額一括が有利です。
最後に、帯域を多く使うサイトに対しては「帯域削減提案」をパッケージ化しておくと、値上げ幅を吸収しながら付加価値提案に転換できます。WebP化、画像CDN、Lazy Load、キャッシュ最適化を組み合わせるだけでも、月間転送量を半分以下に圧縮できるケースは少なくありません。

料金改定で押さえておくべき4つのポイント
ここまでの内容に加えて、Booostにご相談いただく中で特に多くいただく論点を4つに絞って整理しておきます。新料金の適用開始日、既存サイトへの影響、想定コストの試算、旧プラン継続の可否は、契約状況の確認や社内稟議の準備にそのまま使える観点なので、移行プランを固めるチェックリストとしてもご活用ください。
新料金の適用開始日
新規契約については2026年5月13日から新料金が適用されています。既存サイトの場合は契約形態によって切り替わるタイミングが異なり、一般アカウントは 2026年6月29日、Freelancer / Agency Workspace は 11月16日 が更新タイミングです。この日付を境に既存プランへ自動的に新料金が適用されるため、棚卸しや年額契約への切替は、これらの日付から逆算してスケジュールを組むのが現実的です。
既存サイトへの影響
すでに2024年7月以降のプラン(Basic 10GB/CMS 50GB/Business 100GB)に移行済みのサイトは、上記日付を境にPremium Site相当へ自動移行する想定です。一方、2024年7月以前のレガシープラン(CMS 200GB/Business 400GB)をそのまま利用中の契約も、同じタイミングで新料金体系へ統合される見通しのため、過去契約の名残でレガシーレートを維持しているケースほど、見直しのインパクトが大きくなる点に注意が必要です。
月間100GBが必要な場合のコスト試算
月間100GBの帯域が必要なサイトでは、Premium Site $25 にBandwidthアドオン $20(年額換算)を組み合わせた 月額$45 が目安になります。旧CMSプラン$23と比較すると約2倍の負担ですが、画像最適化やCDN活用で月間転送量を50GB以内に収められれば、アドオン費用は発生しません。コスト試算の前提として、現状のBandwidth実績と削減余地をセットで確認しておくと、判断ブレが起きにくくなります。
旧プラン継続の可否
Webflowの公式アナウンスでは、既存サイトは自動的に新料金体系へ移行する方針が示されており、旧料金プランをそのまま継続できるオプションは明示されていません。年額契約に切り替えることで月額換算のレートは固定できますが、含有Bandwidthはあくまで新プランの基準(Premium Site = 50GB)が適用される点には留意してください。「年額契約 = 旧料金のロック」ではない、というのが押さえておくべきポイントです。
解説動画のご紹介
今回のこちらの記事の内容に関して、Youtube動画でもご覧いただけますので、気になる方はぜひご確認ください。
▼動画はこちらから
まとめ
2026年のWebflow料金改定は、表向きはプラン構成の整理ですが、実態としてはBandwidthベース料金への切り替えによる実質値上げです。50GB以下に収まる小規模サイトであれば年額契約への切替で対応できますが、50GBを超えるサイトでは画像最適化やキャッシュ戦略を組み合わせた帯域削減が欠かせません。まずは運用中の全サイトで月間転送量を棚卸しし、新料金が自動適用される6月29日/11月16日を見据えて移行プランを固めておくのが、もっとも費用対効果の高い初動になります。
Booostでは Webflow運用中のサイトを対象に、月間Bandwidthの棚卸しと画像最適化・CDN・キャッシュ戦略をパッケージ化した「料金改定対応プラン」をご提供しています。今回の改定で影響を受けそうなサイトの試算や、Team Plan / Enterpriseへの移行判断にお悩みでしたら、Booost までお気軽にご相談ください。
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