ページ構造をテンプレート化して、効率的にページを作成する方法

投稿日
2024-07-05
ページ構造をテンプレート化して、効率的にページを作成する方法

Webflowの最新アップデートにより、ページテンプレート機能が追加されました。この機能を使うことで、ブランドの一貫性を保ちながら、ページ作成を大幅に効率化できます。この記事では、ページテンプレートの使い方とそのメリットについて解説します。

これまでのページ作成の課題

Webflowではこれまでウェブサイト上の統一感を出すために、各ページで同じ構造とスタイルを適用する必要がありました。そのため、新しいページを作成する際には既存のページを複製し、不要な要素を削除してから、新たに構築していました。この作業は、時間と労力を要するだけでなく、ミスが発生するリスクも高まります。しかし、Webflowのページのテンプレート化に関するアップデートが行われたことにより、そのようなリスク回避をすることが可能となりました。

このアップデートの詳細については以下のページをご覧ください(英語表記のみ)

https://webflow.com/updates/page-templates

ページテンプレートの活用で作業効率アップ

ページテンプレートは、あらかじめ作成したページ構造とスタイルを保存したものです。新しいページを作成する時に、このテンプレートを適用すれば、一から構造を構築する必要がなくなり、大幅な時間短縮が可能です。ページテンプレートは全てのサイトプランで利用できるので、デザイナーの方はぜひ活用してみてください。

ページテンプレートの使い方

ページテンプレートを作成するには、以下の手順に従います。

1. テンプレートの作成

Webflow テンプレートの作成画面

左パネルの「Pages」から「Create New Page」をクリックし、2段目の項目にある「Create Static Page Templete」を選択します。

2.  テンプレートネームの作成

Webflow テンプレートネームの作成

テンプレートの名前とすぐ下にある「Discription」にテンプレートの使い道などの説明文を入力しましょう。入力が終わったら「Create」をクリックします。

※今回はテンプレートネームを「Fixed Page Template」とします。

3. 構造の構築

Webflow レイアウト画面

テンプレートネームを作成し、「Create」をクリックすると空のページが作成されます。

Webflow 空ページ

まずbodyの中に、ページの構造となる要素を配置していきましょう。

Webflow ページの構造となる要素

page-wrapperの中にコンポーネント化しているそれぞれのパーツを配置します。画像上の緑色のコンポーネントのように共通のパーツは事前にコンポーネント化しておくと、テンプレートの作成がよりスムーズになるのでおすすめです。

Webflow構造要素 page-wrapper Navbar Footer

画像のようにpage-wrapperやNavbar、Footerなどを配置すればテンプレートの構造は完成となります。

ページテンプレートを使ったページ作成について

作成したページテンプレートをもとに、以下の手順で新しいページを作成します。

1. 新しいページの作成

Webflow  新しいページの作成

左パネルの「Pages」から「Create New Page」をクリックします。

2. テンプレートの選択

Webflow テンプレートの選択

ページネームを作成し、その下にあるテンプレートの項目にあるセレクトボックスをクリックすると、先ほど作成したページテンプレートである「Fixed Page Template」が表示されるので、それを選択する。

※今回のページネームは「Page sample」とします。

このようにページテンプレートが表示されます↓

Webflow ページテンプレート画面

「Page sample」のページが作成され、構造も先ほど作成したページテンプレートになっています。

3. ページの作成

Webflow 作成したページテンプレートの追加

「Create」をクリックすると、先ほど作成したページテンプレートの構造がそのまま反映されます。ページテンプレートの編集をしたい場合は、左パネルの「Pages」から「StaticPageTemplate」の中のページテンプレートをクリックすると、編集が可能になります。

ただし、この画面でテンプレートを編集しても、その前に作成していたページテンプレート(Page sample)の構造には反映されないので注意が必要です。

SEO設定もテンプレート化可能

Webflow SEO設定のテンプレート化
Webflow Graphic Image URLの確認画面

ページテンプレートでは、SEO設定もテンプレート化することが可能です。例えば「Open Graphic Image URL」を設定した状態で新規ページを作成します。

そして、テンプレートの項目であらかじめ作成しておいたページテンプレートに設定すれば、「Open Graphic Image URL」に事前に設定しておいたSEOの情報が反映されるようになります。

まとめ

ページテンプレート機能で作業時間を大幅に短縮

Webflowが最新のアップデートでページテンプレート機能を追加しました。このページテンプレートの使用で、ユーザーはブランドの一貫性を維持しつつ、ページ作成を大幅に効率化することができます。SEOの情報も反映することができるので、再度ゼロから作成する必要はありません。Webflowの技術、そして知識が浅いユーザーに対しても、より簡単にページ作成を実現できるため、積極的に活用しましょう。
もし、ページテンプレートを作成する上で不明点が出てきた場合などは、Booos7までお問い合わせください。

この記事を監修した人
Kouki T
デザイナー
2024年にデザイナーとしてIGNITEに入社。10代からWebデザインを独学で学びWeb・グラフィック・動画など様々な分野の制作に携わっている。 現在はWebflowの技術を活かしデザイン・SEO・運用あらゆる面でのクオリティを高めたWebサイトを構築し、クライアントの集客力アップに繋げている。