【Webflow新機能】CMSに直接コメント!フィードバックを効率化する方法

Kouki T
デザイナー
自動効率化

今回のWebflowアップデートにより、CMSで管理されている動的コンテンツにも、直接コメントを残せるようになりました。

これまでは、テンプレートや静的ページへのフィードバックが中心でしたが、今回の新機能によって、CMSアイテムごとに細かな指示や確認をスムーズに行えるようになります。

この記事では、このCMSコメント機能の概要や活用メリットに加え、すぐに使い始められる操作方法まで、わかりやすく解説していきます。

Webflowの新しいCMSコメント機能について

今回のアップデートでは、CMSで管理されている各アイテム(ブログ記事や実績紹介など)ごとに、ページ上で直接コメントを残すことが可能になりました。

たとえば、あなたの会社のブログに「記事A」「記事B」「記事C」があるとします。「記事A」のサムネイル画像だけを差し替えたいとき、これまではチャットやメールで「記事Aのサムネイルを〇〇に変更してください」とURLを添えて指示する必要がありました。

しかし、CMSコメント機能を使えば、記事Aの表示ページ上に「この画像を〇〇に変更してください」とコメントを残せます。コメントは該当ページにのみ表示されるため、「記事B」や「記事C」には影響せず、どのアイテムに対する指示かが明確になります。

その結果、伝達ミスや作業の行き違いを防ぎ、チーム内外のやり取りがよりスムーズになります。

Webflowの新しいCMSコメント機能

※「Only on this CMS item(このCMSアイテムにのみ表示)」という新しいチェックボックスにチェックを入れるだけで、そのコメントは表示中の特定のCMSアイテムにのみ紐づき、他のアイテムには表示されません。これにより、対象を限定したフィードバックが簡単に行えます。

CMSコメント機能がもたらす3つのメリット

WebflowのCMSコメント機能のメリット

正確なフィードバック

CMSコメント機能を使えば、どのCMSアイテムに対する指示なのかがひと目で分かるため、「間違った記事を修正してしまった」といったミスを防ぐことができます。

さらに、Slackやメールでの補足説明が不要になり、やり取りの手間が大幅に削減されます。これにより、コミュニケーションの効率が高まり、プロジェクト全体の生産性向上にもつながるでしょう。

チームの共同作業がスピードアップ

CMSコメント機能は、チーム内の役割ごとに必要なフィードバックを的確に行える環境を整えてくれます。

たとえば、画像の修正はデザイナーが画像の横に、文章の修正はライターがテキスト部分に直接コメントすることができます。

全員が同じ画面上でリアルタイムにやり取りできるため、確認や修正の待ち時間が減り、サイト公開までのスピードが大幅にアップします。

コンテンツの品質管理が向上

CMSアイテムごとの修正指示や完了状況は、すべてWebflow上で一元管理されます。コメントを「Resolved(解決済み)」に設定すれば、タスクの進捗も明確に可視化され、対応漏れを防止できます。

特に、大量のコンテンツを扱う大規模サイトでは、レビュー品質を維持したまま、運用の効率化を実現できます。「誰かが対応してくれているだろう」といった曖昧な管理をなくし、仕組みで品質を守る体制を構築できるのが大きな利点です。

CMSコメント機能の基本的な使い方

ここでは、WebflowのCMSコメント機能を使って、実際にフィードバックを残す手順を3ステップでご紹介します。

Step1:コメントしたいCMSアイテムのページを開く

フィードバックを残したいブログ記事や実績紹介など、特定のCMSアイテムのページをWebflowエディターで開きます。

Step2:修正を指示したい箇所にコメントを入力する

修正や確認を指示したいテキストや画像などの対象エリアをクリックしましょう。コメント用のツールバーが表示されるので、吹き出しアイコンを選択すれば、コメントを入力できます。

また、@メンション機能を使えば、特定のチームメンバー宛てに通知を送ることも可能です。

※Webflowの仕様により、日本語の変換確定が反映されない場合があります。

Webflow:修正を指示したい箇所をクリックし、コメントを入力

Step3:「Only on this CMS item」にチェックを入れる

コメント入力欄の下にある「Only on this CMS item」にチェックが入っていることを確認してください。これにより、他のCMSページに表示されず、現在のアイテムにのみ紐づくようになります。

Webflow:チェックの確認

CMSコメント機能の具体的な活用シーン

WebflowのCMSコメント機能は、動的コンテンツを多く扱うWebサイトで特に効果的です。ここでは、代表的な3つのシーンをもとに、活用例をご紹介します。

活用シーン よくある課題 CMSコメント機能での解決方法
① ブログ・オウンドメディア
  • 記事ごとに内容が異なり、個別にフィードバックが必要
  • チャットやスプレッドシートでの指示は手間・見落としの原因に
  • 対象の記事に直接コメント可能
  • 校正の効率化&公開までのスピードアップが実現
② 制作実績・ポートフォリオサイト
  • 各ページに細かい修正が頻発
  • 指示が曖昧で、確認に時間がかかる
  • 該当ページに直接修正が可能
  • 指示の見落としを防ぎ、修正のやり取りがスムーズに
③ ECサイト(商品ページ)
  • 商品ごとに説明・価格・セール情報が異なり、更新頻度も高い
  • 特に販促時はスピードと正確さが求められる
  • 「この商品にセールバナー追加」などを即共有
  • マーケティング施策の即時反映が可能に。売上にも直結

コミュニケーションロスをなくし、より良いサイト作りへ

Webflowの新しいCMS個別コメント機能は、制作チームのコミュニケーションを大幅に効率化する画期的なアップデートです。

これまで手間がかかっていた指示のやり取りや確認作業が、CMSアイテム単位でページ上に直接コメントを残せることでスムーズになり、指示漏れや手戻りを防ぎ、チーム全体がコンテンツの質向上に集中できるようになります。

Webflowでサイトを制作・運営しているチームの方は、ぜひこの新機能を業務に取り入れてみてください。

なお、Webflow専門の弊社では、こうした最新機能を活用したサイト制作や運用改善のご提案を行っていますので、ぜひお気軽にご相談ください。

この記事を監修した人
Kouki T
デザイナー
2024年にデザイナーとしてIGNITEに入社。10代からWebデザインを独学で学びWeb・グラフィック・動画など様々な分野の制作に携わっている。 現在はWebflowの技術を活かしデザイン・SEO・運用あらゆる面でのクオリティを高めたWebサイトを構築し、クライアントの集客力アップに繋げている。
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